営業の鬼100則から活かせたこと

 

実生活において、締切日が近づいてくると、「こうしてはいられない」と、いつも以上のパワーを発揮し始めると思います。人生の締切日も必ずあります...。締切日は明日であることを覚悟して、今日という日を"生き切る”こと

 

この本は、日本の営業のトップである早川 勝さんの営業人生における数々の気づきが凝縮されていました。読むにつれて早川さんが本気で生き結果を出し続けてきた姿がはっきりと目に浮かび、感化されるように心は熱く、頭は冷静になりました。

ここでは、この本から私というフィルターを通してどの情報が今の生活に活用できるかを考えました。今回は、熟考しまくり厳選して5つに絞り切りここに記させていただきます。

1.「頑張ります」という便利な言葉

頑張って努力している見せかけの姿勢が、成果以上に評価されることもあるし、頑張った姿を巧妙に証明することができれば、賞賛されることもあるのだから、「頑張ります」とは便利な言葉である。しかし、

「頑張れば頑張るほど、成功は遠ざかっていく」という皮肉な真実がある。

そこには、成果へ向かう工夫もなければ、戦力・戦術もなく、自己満足型の頑張り屋がいるだけだ。そもそも、問題解決や目標達成に向かい、効率的に頑張っているどうかが大切なのであって、頑張ること自体にのぼせあがるくらいなら、最初から頑張らないほうがよっぽどましである。

 

2.何かにとらわれている弱さを見せてはいけない

すべての行動には結果、その判断によって成功することも失敗することもあるが、いちいち一喜一憂していたら身が持たない。冷静に結果を受け入れて、常に「平常心」を保つことが出来る“冷静的な強さ”を持っている人が勝つ。しかし、自分の力だけでは脱出できない不運もある。あなたは天から”試されている”のだと思うことだ。「こんな逆境の時でも上機嫌でいられるか」ということを。むしろ、

不遇な環境やスランプをも、ジェットコースターのように、「キャー!」と楽しめるようになれたら、事態は一気に解決に向かい、好転しはじめる。

 

3.お客様からの期待を上回る思いやりを提供する生き方

「立身出世したい」という貪欲な野心や、「収入を増やしたい」という金儲け主義のために仕事に励んでみても、所詮、得られる成果は一時的でしかない。目先の競争や報酬だけが目的では、心が消耗してクタクタに疲れ果て、やがては限界がやってくるものだ。たしかに、その姿勢自体は悪いものではない。しかし

全て自分のためという人間が、お客様から信頼される訳もないだろう。

お客様からの期待を上回る思いやりを与えることのできたあなたはへのご褒美は、遅れて届くこともあるのだ。

 

4.本当に好かれる人間

「好かれたい」という気持ちでお客様のいいなりになるならば本当に好かれることはない。つまり、後ろめたさや心の葛藤、矛盾がない状態を客様は好きになるのである。たしかに、自分自身に誇りを持ち、自分自身に正直な言動をしていくと相手から強い反発を受けることもある。

それらの食い違いを寛大な心で飄々と受け止めて、お互いの「誤解のピース」を一つひとつ埋めていくのが、人間関係の醍醐味ではないか。

 

5.堂々とサボれ

中途半端な人間は仕事をしているのか、仕事をしていないのか、いつも区別があいまいなのだ。大事なのは、「自分は今この時間、本気で休養している」という解釈に変えることである。仕事中に現実逃避するのはもうやめて欲しい。「うーん、週末は誰と飲みに行こうか。夏休みの旅先はどこにしようか」と、こんなふうに、本来の目標から目を逸らしている場合ではない。そうかと思えば、気分を切り替えなければならないオフタイムに、「どうしよう、成績が上がらない。困ったな、このままでは上司に怒られる」というスランプ状態に悩んでいるのではないのか。あなたの頭の中は休むことガ出来ないまま、余計なストレスをため込むのだろう。

仕事中には、休日のことを忘れ、休日には仕事を忘れること。

 

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このように今すぐにでも実践できること、かつ継続することで明日の自分が成長している未来が見えるのではないでしょうか。

途方もない目標を掲げすぎて動けなくなることもあります。なんと実は、ずっと高い所にある計画達成、難解だと決めつけている問題解決、困難に思える不振脱出、そのためのヒントはあなたの足下に落ちています。

今日の自分が明日の自分を成長させてくれます。